インディオの神話 絵本

皆さんが興味を持ちそうな話をいくつか。

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イグアスの滝の話

最初はあんな大きな滝はなかったそう。

生贄として捧げられる予定の美しい女性が恋に落ち、男女二人は逃げる。

二人の愛に悪の神が怒る。大蛇となった神は空に現れて川に飛び込み大きな滝となった。

男は滝の上のヤシの木に変えられ、女は滝底の岩に変えられた。

愛する女性に2度と触れることの出来ない男は、風に揺られて葉を落とし愛を伝えるのであった。

ヤシの木と岩を虹が結ぶ時、男女の姿が浮かび上がってくるそうです。

 

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虹を見た時この神話を思い出したなぁ

 

 

 

 

マンジオッカ mandioca

この芋の名前の由来。何でしょう?

Mandiは女の子の名前。

Ocaはindioの小屋の意味。

 

恋に憧れていた娘は夢に何度も出てくる若者に恋をし、愛を告げられる。

やがて娘は子供を宿していることに気付きます。

月の光のように輝く髪をし、真っ白い肌をした女の子を産みました。

その子がマンジ。

しばらくしてマンジは病気になり亡くなってしまいます。

マンジと離れたくない母はオッカに埋葬しました。

そこから芽を出した芋をマンジオッカと呼ぶようになりました。

 

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índio見学での場面

 

 

 

 

ガラナ

炭酸飲料としても知られているguaraná。

 

部族で一番明るい少年が果物を取りに行きました。

しかし、夜の森の魔物は果物が大好物。

少年は襲われて殺されてしまいます。

善の神トゥパンは「少年を埋め、みんなの涙をかけ続ければ果物の粋を集めた実がなるだろう」

と告げます。

それがガラナの実の始まり。

 

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1996年の本です。

神話やインディオに興味がある人は読んでみると良いでしょう。